2017/04/02

世紀末の美女デイジー・フォン・プレス公爵夫人の軌跡 vol.1 プシチナ城



ポーランド南部のプシチナPszczynaという小都市には美しい古城(ミュージアム)があります。実際に富裕な大貴族が戦時中まで住んでいた大規模な館で、内装やインテリアに関してもここまで保存状態が良いものはポーランドにおいては希少です。
さて、その博物館ですがポーランド語でMuzeum Zamkowe w Pszczynie。訳せばプシチナ城博物館でしょうか。いかにも宮殿のような外観を持つこの建物は元々が城塞的な役割を持った建築であったことからポーランド語城(Zamek)と呼ばれています。
シレジア地方のこのエリアを200年にわたり領有してきたドイツ貴族プロムニツ家の城だったものが、建築当初の平凡な中世の城から改築工事で優美なルネサンス様式に変わっていったのでした。
1738年に大火事に見舞われ、さらなる修復工事によって今度はバロック様式を採用し、そして最後の大改装と増築(1870年から76年)の際にはフランスの宮殿建築を模倣し、今ある形になったのです。

多くの同様の宮殿や城が戦災にあった第2次世界大戦中もほとんど被害を受けず、1946年から博物館として公開されています。
このプシチナ城にある家具・調度品の80%がもとからここにあったもので、先ほども述べたように同様の歴史的建造物が大戦とその後に進駐してきたソ連軍によって破壊され、価値ある調度品や家具が略奪されたという憂き目にあっていることを考えれば、このプシチナ城がほぼ無傷で残ったことの価値は非常に大きいといえるでしょう。

城の周囲には48ヘクタールの緑豊かな庭園が広がり、富裕な貴族の居城としての風格が感じられます。いつ訪れてもすてきなミュージアムですが一番のおすすめはアザレアの美しい6月と一面に紅葉が広がる10月です。

この城に住んでいたホッホベルク・フォン・プレス公爵夫人デイジー。
ビクトリア朝からエドワード朝時代の屈指の美女と言われた。
19世紀末から20世紀初頭の大貴族の生活をイメージできる一枚。
こちらから公式サイトに移るので、まずは写真だけでもごらんください。
バーチャルツアーでは歩くようにオンライン見学できます。

 

 

 

 

 
プシチナ城博物館


開館時間 ※チケット販売は閉館1時間前まで



1月 -3月 4月- 6月 7月- 8月 9月- 10月 11月
休館 11-15* 11-15* 11-15* 休館
11-15* 9-16 9-17 9-16 11-15*
9-16 9-17 9-17 9-17 9-16
9-15 9-16 9-17 9-16 9-15
9-15 9-16 9-17 9-16 9-15
10-15 10-16 10-17 10-16 10-15
10-16 10-17 10-18 10-17 10-16
  • 入館無料は4/1-10/31は月曜日、11/1から3/31は火曜日
  • ガイドなしの個人入館者のみ対象
  • 入館人数制限があります。(10分ごとに10名のチケットを販売します)

    見学できるのは次の部屋のみになります。
  • ヴィルヘルム2世の間
  • 城主の居室(Aparatament Pana Domu)とデイジー公爵夫人のサロン(Salon ks. Daisy)を除く2階の部屋

休館日:

  • 12月~1月まで
  • 復活祭第1日目 (2017/4/16, 2018/4/1),
  • 聖体節 (2017/6/15, 2018/5/31),
  • 11/1, 11/11
  • 1~3月および11月の月曜日