2016/08/24

機関士気分で体験!ヴォルシュティンの蒸気機関車博物館


さて、今回は蒸気機関車のファンには垂涎の的であるヴォルシュティンWolsztynのご紹介です。ヴォルシュティンはポーランドの西部にある都市で、地図で見ればポズナンから左斜め下に位置しています。
さて、ここにはファンにはおなじみの蒸気機関車機関庫があり、今はミュージアムになっています。2年ほど前までは一般営業路線としてヴォルシュティンとポズナン、レシノを蒸気機関車が牽く結んでいましたが、鉄道のイノベーションが進むポーランドで、住民の不満と運行コストの高さなどが原因で、現在はイベントなどで動くだけとなりました。

この博物館を案内してくださったのはここでは、ヴォルシュティンの名物ガイドといってもよいヴィエスワフ・ヨキェルWiesław Jonkielさん。1967年に鉄道技術学校を卒業後、41年間にわたってずっとこのヴォルシュティンの蒸気機関車とともに歩んでこられた人物。定年後も施設の案内人として活躍してこられ、2011年にはポーランド政府から交通功労勲章を授与されました。下の動画は授与の記念のインタビューです。施設のあちこちをジョークも入れながら熱い言葉で語ってくださり、蒸気機関車についての知識がまるでなかった私もすっかり時間を忘れて見学することができました。

                                  

                                

Serdecznie dziękujemy Panu Wiesławowi Jokielowi za profesjonalne i bardzo ciekawe oprowadzenie po parowozowni!

蒸気機関車が並ぶ


線路には製造年が記されている


車体にあるPはポーランド語のpospieszny(急行)の意味で、
急行の蒸気機関車についている
車輪の直径が大きなものは、高速でも馬力が弱く、
径の小さな貨物用機関車はその逆で低速でも、たくさんの
貨車を牽くことができるのだそう。

蒸気機関車はこの火室が一度冷えてしまうと再始動
に12時間かかるというから驚き。
石炭を火室に入れる作業をさせていただきました。
これが手は汚れるわ、重いわでなかなか大変。
こちらは特殊作業用の蒸気機関車で、石炭は使用せず、
作業ごとに蒸気を貯めて動力源にするタイプ。
火気厳禁などの作業場で活躍しました。
レトロなこの客車は1両の2/3が2等車

そして残りの1/3が1等車になっています。

除雪車の上の部分に人が乗り、
雪の様子を電話で後ろに続く機関車に伝えた

こちらは機関車のメンテナンス機材が保管されている工作場

堅牢な19世紀のストーブ

それぞれの蒸気機関車に整備手帳があり、
これまでの車両の管理状況が非常に細かく記されている

修理に必要な工具類

こちらも同様に工具室で

OはOsobowy、つまり客車用という意味

こちらは現体制になってからのもの。
社会主義時代は鷲に王冠がなかったので前の写真と比較すると
差がよくわかる


こちらの建物の1階は蒸気機関車やヴォルシュティン、
鉄道についての展示があり、宿泊施設にもなっている。

機関庫の見取り図

鉄道員の制帽

蒸気機関車を方向転換させる転車台

転車台の動力機は19世紀のもの
万が一の場合、真ん中の黄色いハンドルを回転させて手動で動かすことができ、
それも無理となれば4mの棒を転車台に差し込んで片側10人の人力で回転させるという

ヴォルシュティンの鉄道博物館



蒸気機関車博物館へは、鉄道駅からすぐ。
館内にシンプルな宿泊施設があり、まさに蒸気機関車が夢の中に出てくるロケーションです。

このヴォルシュティンでは、よくある普通の乗車とはちがう、実際に動く蒸気機関車の運転台に乗って、機関士や機関助手席での作業を体験することができます。鉄道ファンの皆さん、一度ヴォルシュティンに行ってみませんか?

それでは、どうやって、どこから申し込むのかということになりますが、
じつはこのパックを取り扱っている旅行会社が1社だけあって、言葉に自信がなくても日本から簡単に申し込みができます。(^^)



メロディーツアーは日本の旅行会社やお客様向けの手配を専門としていて、日本語OKのポーランドの旅行会社です。ワルシャワ空港からのピックアップや日本語のライセンスガイド付き市内観光手配、アウシュヴィッツ博物館への専用車利用格安ツアー等も取り扱っています。お支払いはクレカで大丈夫です。



ヴォルシュティン蒸気機関車乗車体験
                                 主催: メロディーツアー
参加費 98ユーロ(1名あたり)


出発地:ポズナン
・ポズナン本駅 -ヴォルシュティン往復運賃(国鉄在来線)
・ヴォルシュティン蒸気機関車博物館入館料

・博物館内施設での宿泊1泊分
・動く蒸気機関車の運転台乗車体験1回 (食事は含みません)
                  
-------------------------------------------------
オプション:
ワルシャワ発着料金 198ユーロ(1名様)

日本語アシスト+博物館ポーランド語ガイド付
           98ユーロx(人数)+195ユーロ(日本語ガイド・現地ガイドは1グループの料金)


お問合せは日本語で↓
Eメール  office@melodytours.pl  
http://melodytours.pl/



Wolsztynへのアクセス


ポズナンPoznańから列車で1時間30分程度。1時間から2時間毎に運行。 バス便はポズナンバスターミナルから運行。詳細の時刻表はwww.e-podroznik.plで検索できます。

ポズナンへは、成田空港からLOTポーランド航空でワルシャワ乗り換え、成田・羽田からルフトハンザ・ドイツ航空でミュンヘン、フランクフルト乗り換えで楽々アクセス。また、ワルシャワ、ベルリンからは列車で約3時間。

2016/08/21

レトロな車にほっこり…童心に返って楽しめるシチェチン交通技術博物館

先週ポーランドの北西でドイツ国境から近いシチェチンに行ってきました。
主な目的はパイロマジックという国際花火祭の下見だったのですが、ほかにもいろいろと見学した場所があり、そのなかでも特に大人も子どもも楽しめる穴場のミュージアムがあったのでご紹介したいと思います。その施設はMuzeum Techniki i Komunikacji (交通技術博物館)といって、回送の路面電車が集まっていた車庫とヤードを近代的に改築した建物のなかに入っています。
 
こちらが博物館の門から入ると真正面にある建物で中でチケットを購入します。
おみやげショップやきれいなトイレ(無料)もあります。
                              
最初に見えるのが左手の装甲車2台です。

Jelcz 043は1959年から86年まで製造されたバスで
その形からきゅうりと呼ばれていた。

Mikrus 1957~60年の間に約1700台製造された
排気量296cc、最高速度85km

 ポーランドのファミリーカーとなるはずだった幻の車SMYK
定員4名、排気量349cc。24台製造されただけで終わった。

1932年製ストゥヴァーV5 
ストゥヴァー社は1858–1945年までの間、シチェチンで自動車、
ミシン、タイプライターなどの製造をしていたメーカー。

Polski Fiat 126p 社会主義時代の国産大衆車

こちらはAlba社の原動機付自転車です。
Albaは1918年にシチェチン近郊ミエジンでオートバイ製造を
始めたAlbert Baruchの会社で1926年に倒産。

30年代のアメ車を模倣したこの車はワルシャワという名で、この
パトカー仕様のものは1963年から87年まで製造された。

ポーランドのオートバイJunak M07とサイドカー。1954年に製造が始まり、
当時欧州では質の高さでは屈指のオートバイであったそう。


こちらは9月25日までの特別展で、子ども用の自動車が24台並んでいます。
ベンツ、ポルシェ、フェラーリなど1920年から80年代までのおもちゃで、きっとたくさんの子どもの笑顔を乗せて走ったんだと思います。思わずひとつひとつにカメラを向けたくなりました。










Muzeum Techniki  i Kominikacji
住所: Niemierzynska 18A, 71-441 Szczecin, Poland
公式サイト


休館日: 月曜日


開館時間:

火10時-15時(入館無料)
水10時-16時
木10時-16時
金10時-18時
土10時-18時
日10時-17時 (8月28日まで) 

入館料: 大人10PLN 小人/学生等割引対象者 5PLN
10名以上の団体 5PLN
※火曜日は無料

※チケットの販売は閉館の30分前に終了



☆シチェチンへのアクセス
成田→ワルシャワ(WAW)→シチェチン(SZZ) へポーランド航空が就航
または、日本乗り入れをしている航空会社でベルリンへ行き、バス利用。
ポルスキバス(Tegel空港)、PKS(TegelとSchönefeld空港)、その他の会社もありますが2時間15分程度。

☆公式サイト
LOTポーランド航空 
ポルスキバス
PKS Szczecin バス