2014/08/20

うっかり?無賃乗車はこわい

両替はどこでするか。

ポーランドには両替屋さんが多いのでどこでもいいなら何の問題もなく見つけることができますが、やっぱりレートが気になりますよね。

どこの都市でも空港や観光客が必ず通るスポット近辺の両替所はろくなレートでないことが多いです。レートがよさそうに見えても、多額の両替なら優遇レートでということが多くて、それをあたかも通常に適用するレートのように示してあるということがありました。


さて、グダンスクになかなかいい両替所があるというので行ってみました。
BIGという両替所です。案内してくれた友人がいうには、この両替所はレートがいい上に、取り扱い外貨も多いから旅行に行くときはいつも利用しているとのことでした。

"Big": Gdansk, ul. Heweliusza 1a   
町の中心からは北に少々歩きますが、レートがよいからか外国人が4,5人列を作っていました。

さて、もう午後も遅い時間になってきました。でも、まだまだ明るいのですよ、夏のポーランドは!この夕方から夜までの時間の長さが旅行者にはうれしいです。
せっかくなのでお隣のソポト&グディニアまで足をのばすことにしました。

三つ子都市と呼ばれるグダンスク、ソポト、グディニアを結ぶ列車はSKM(Szybka Kolej Miejska)といい、関東なら京急、関西なら山陽電鉄といった感じの海の近くを走る電車です。

切符は自動販売機で購入します。販売機の説明は英語でも表示されています。
購入した後は、近くにある自動改札機に差し込むのを忘れないようにしましょう。
  
    近郊線SMK       券売機-ソポト駅

←乗車券販売機の横にあった自動改札機

この改札機に切符を入れないと無賃乗車になってしまいます。

今回、うっかりが原因でちょっとしたアクシデントがありました。
私たちはソポト駅の入り口でグディニアにゆくための切符を買ったのですが、階段を急いで上がるともう電車が駅に入ってくるところでした。

「これ、これにのらないと!」と友人に続いて私も飛び乗りました。

車内にはエアコンなどなくて、とにかく暑いため私は太陽が背になるように進行方向に背中を向けて座りました。私に向かい合うように座った友人も暑さにちょっと疲れた顔。

そのとき、車両の中を歩いてゆく一団を横目で見て友人がつぶやきました。
「ねえ…」
突然、小声で私に何か言います。

「ねえ…あっちへ移動しよう!」

「なんで?」

「カナルが来た!ほら、見たでしょ、今横を歩いていったの。ひとりじゃなくて3人!」

カナルというのは、トラムやバスの検札係を指すスラングです。

「(検札係が)来たのを見て…切符があるから平気だと思ったんだけど、ふとさっき改札機を通すのを忘れてあわてて飛び乗ったんじゃないかって…」

そう、たしかに改札機を通し忘れていました。

「3人来たから最後のひとりはこの車両の検札にとりかかると思ったけど・・・全員後ろへ行ったでしょう。これは天の救い!とにかくできるだけ前へ行ってドアの前で次の駅まで検札がこないことを祈るしかないわ!」

友人、大慌てで立ち上がって電車の前の車両に向かって歩き出しました。
日本の電車と違って乗り口から車内に入るにはもう一度ドアを開けるタイプの車両なのでとりあえず、検札係から見えないように入り口の壁にへばりついて、時折後ろの様子を確認しながらハラハラしながら次の駅を待ちます。

ポーランドでいろんな体験をしたけれど、次の駅があんなに遠く感じられたことはありませんでした。やっと駅に着き、脱出成功。転げるように外に飛び出しました。

無賃乗車の罰金はとても高額です。
今乗ってきたのが、グディニアに行くにはちょうどいい電車だったのがこの一件で途中下車。その場で次の列車を20分待つことになりました。
さっきまで心臓バクバクだった友人はやっと落ち着きを取り戻し、改札機を通して即戻れば同じ電車に戻れていたかもとちょっと残念そう。

「でも20分で220ズウォティは稼げないでしょ」とだれもいないホームで大笑いしました。

みなさんもお気をつけくださいね。

うっかりでも、ポーランド語がわからなくても、みつかれば無賃乗車には問答無用で罰金が科せられますから。